Born Naughty? 言うことを聞かない子どもたち【お菓子しか食べない8歳児】S1E1
今回は、イギリスのテレビ番組「Born Naughty?」というテレビシリーズを紹介します。Naughtyというのは、”わんぱく・いたずらな”とも訳しますが、ここでは”悪い子・言うことをきかない子”という意味に近いです。
生まれつき悪い子なのか?
Born Naughty?は、全く言うことを聞かない、または”望ましい”とされる育ち方をしていない子ども達を抱えた親達が、どのように問題を解決していくのかを専門家にアドバイスを求める番組です。子ども達や家族の様子を観察しながら慎重に診断を下していくのは、小児科医でコンサルタントを勤めるドクター・ラビと、family GP(General Practitioner。小児科を含む家族に関する行動学や心理学などを総合して診断を下す。)であるハーパー博士の二人。
この番組は全て英語のプログラムです。
今回は、シーズン1の第一話より、一人目をご紹介していきます!
お菓子しか食べない8歳児
シーズン1で最初に取り上げられたのは、お菓子しか食べない8歳の男の子・ボビーです。4人家族で食事をしている様子が映されますが、ボビーは家族と同じものを口に含むことができません。8歳と言えば、もう十分に物事がわかっている歳です。食事以外には特に問題がないので、両親はfood phobia(食べ物恐怖症)を疑っています。
写真のようなキャンディー、チョコレートの他に、ゼリーやヨーグルト、焼いた豆も食べるそうです。
恐怖症?自閉症?何が原因なのか
ボビーの姉を含む家庭4人での様子を映像でみながら、二人の医師が検討を重ねます。ボビーは、食べ物を食べてみたい気持ちもあるけど、どうしても出来ない...とお父さんに打ち明けていました。
ある特定の食べ物しか受け付けない、というのは自閉症にみられる症状ですが、食事以外の生活の様子を見ると、自閉症とは考えられなそうです。
ジャヤラム医師は、ボビーが食べ物を口に運ぶ様子を見て、その行為に不安が伴っている、と指摘します。食べ物を口に入れる感覚や、もしくは食べ物の感触が嫌なのかもしれない。二人の医師の観察は続きます。
結局ボビーは用意された食事には一切手をつけず、チョコレートプディングを6個食べて夕食を終えました。これは、ボビーが、食事を摂らなくても、結局甘いものを食べられることを知っているからなのでしょうか?
では、食べ物恐怖症なのでしょうか?恐怖症=フォービア(phobia)というのは、ある特定のもの(狭いところ、一定リズムで鳴るの音など様々な種類があります。最近だと新しいiPhoneカメラと集合体恐怖症が話題になりました)に極端な恐怖を感じるもののことです。ボビーの様子を見る限り、フォークにさした食べ物を口の中に一瞬入れることは出来ています。その際にパニックを起こしたりはしていません。しかしながら、恐怖症はかなり深刻そうです。一番のフォーカスは、極端に偏ったボビーの栄養状態を改善すること。では、どうすればよいのでしょうか?
医師による面会で見えてきたこと
ラビ医師がボビーとの面会に向かいます。
簡単な身体検査をしますが、歯の状態も含め、大きな問題もなく健康的に育っていると言えそうです。ラビ医師は、心理学者をこのケースに呼ぶことで、困り果てたボビーの両親だけでなく、ボビー本人を助けることができると考えます。
医師との面会
ボビーと両親は心理学者の元へ向かいます。
ボビーの生活に関して、様々な質問をしていくドクター。質問が「どうして食べないのか」に差し掛かった時、ボビーは落ち着きを無くし始めます。そしてついに泣き始めてしまいます。自分が食べないことを話すことは、ボビーにとってとてもチャレンジングなことでした。ここで、ボビーの頭の中で食べられる、食べられないのやりとりが行われていると分かりました。ここから、食べることに対して、ボビーが恐怖を抱いていることが分かりました。
栄養士との面会
栄養士が自宅に面会し、食事についてボビーと一緒に学びます。
診断の時
ボビーとの面会を終えた心理学者も交えて、医師たちがボビーについて相談します。
家族で楽しむべき時間である食事が、辛い時間になってしまっていること。家族全員を呼んで、医師たちが家族に解決策を伝えていきます。
新しいことを試すのがとても苦手
ボビーは新しいことを試すのがとても苦手。それも食べることへの恐怖へと繋がっているのではと医師が指摘。心理学者は、これを"恐怖症"と呼ぶかには懐疑的ですが、ボビーが恐怖を持っていることは確かだと説明。
苦手をまずは受け入れて時間をかけての解決を
家族も含め、まずは状況を受け入れ、これからみんなで協力して解決していくことが話し合われました。8歳の男の子に過度なストレスを与えることは避け、その中でボビーが持つ心配や恐怖心に働きかけ徐々にそれらを減らしていくアプローチをすることに。
セラピストとの面会を続ける中で、下記のようなハシゴの絵が使われました。ボビーが自分で書いたものです。下から順に、抵抗の少ない食べ物からハシゴを登るように抵抗がある食べ物を上に書いていきます。
ボビーはうちに帰ってから、早速この食べ物のハシゴを登ることを楽しそうにチャレンジし始めました。ボビーはタコスの皮を食べることができました!しかし、側で見守る両親は喧嘩を始めてしまい、雰囲気は良いとは言えません。これはよくないわね、とセラピスト。そして14週間後。ボビーは20種類もの新しい食材を食べることができるようになりました!そして新しい食べ物により、ボビーはさらにエネルギッシュに遊びまわるようになった様子。
外食する際にチョコレートの詰まったバックを持ち込んでいたボビーですが、今ではその必要もありません。
シーズン1第一話のもう一人、言うことを聞かない2歳児はこちらからお読みいただけます↓
alwayschooselove.hatenablog.com
新生児が一瞬で泣き止む方法【ドクターハミルトン】
今回は、カリフォルニアで30年間小児科医を務めるドクター・ハミルトンが自身のYouTubeチャンネルで紹介していた、赤ちゃんが一瞬で泣き止む方法を紹介します。動画は全て英語になりますが、下記に内容をまとめたのでぜひ参考にされてください^^
新生児が一瞬で泣き止む!小児科医が伝授
1. 赤ちゃんの腕を体の前でクロス
赤ちゃんの腕を体の前で交差し、自分の利き手とは逆の手で胸を掴んで支えます。この時、赤ちゃんのお尻を自分の体につけて安定させておきます。腕をクロスしたら、自分の利き手はオムツを履いているお尻を下から支えます。赤ちゃんの腕は優しく固定してください。
この時、赤ちゃんの顎を支えて、自分の利き手は指先でなくなるべく指の柔らかい部分を使ってください。
2. 赤ちゃんの体は45度前に傾ける
赤ちゃんの体は、45度前に傾けるようにしましょう。垂直に体を立てていると、赤ちゃんは首を反って動かすため、バランスが崩れやすく危険です。また、顎を大人の指で支えることで首を安定させています。
3. 優しく、小さく小刻みに赤ちゃんの体を動かす
赤ちゃんの体を上下に優しく動かしたり、お尻だけを小さく小刻みに降ってみます。また、赤ちゃんの体全体を頭を軸に右回り、左回りと回してみます。
※必ず動画でどの程度動かしているか確認してください。とても小さく、慎重に動かしている様子がわかります。
一般的に、このステップで、赤ちゃんは一瞬で泣き止みます。このステップでもなかなか泣き止まない場合は、お腹が空いているか、具合が悪いかのどちらかということです。
また、平均的に三ヶ月をすぎると、赤ちゃんが重くなりこのだき方は難しくなるでしょう、とのことです。
参考になりましたら幸いです!
家族のかたち【アメリカの養子縁組】
今回は、アメリカで見てきた様々な家族のかたちを紹介します。
多種多様な家族のかたち
移民大国アメリカには、たくさんのバックグランドを持った人たちが暮らしています。たくさんの文化や人種が入り乱れる国。田舎と都会ではずいぶん違いますが、特に都会では色んな家族のかたちに出会うことができます。
代理母出産や精子バンク、卵子提供などの生殖医療の幅が広いアメリカでは、日本よりもより多くの家族のかたちが見られることは必然かもしれません。
私が住むニューヨークには、里親もしくは養親のもとで育つ子ども達が約4万人いると言われています。日本で社会的保護が必要とされている子ども達は約4万5000人と言われているので、その規模の大きさが伺えます。
養子縁組が広く受け入れられている
アメリカでは、最初に”近代的な養子縁組法”が定められたのが1851年でした。19世紀もしくはそれより前の養子縁組は、主にシングルマザーたちとその子ども達が面していた社会的な絶対的苦境からの救済という意味で行われていました。もしくは、血縁家族や母親の病気、ほか何らかの家族の事情で子どもを手放すということもありました。1851年の法制定後は、今日までの普及までは長い道のりではあるものの、オープンアダプション(子どもと血縁家族の間で連絡を取り合うこと、それに同意する縁組)が主流となり、子ども達にとって最善の道としての養子縁組がより広まることとなりました。
多様な養子縁組
肌の色や障害は関係ない
アメリカのセレブリティが人種の異なる子どもを養子縁組するのを、日本でもニュースで見たことがある方は多いと思います。白人の両親がアフリカから肌の黒い子どもを養子縁組することが社会的なステータスなだけだと皮肉られていたこともあります。金銭的に成功した人が、チャリティ活動に多くの時間を費やすのが一般的なアメリカでは、養子縁組をそのうちの一つとして捉えていた人もいるかもしれませんね。ただ、そういった、社会的な評価を気にする親だけではないことは間違いありません。肌の色や子どもの障害に関わらず、子どもの写真を見た瞬間に、本当に「この子だ」と感じるそうです。
子どもを海外から迎える場合、障害の有無は選べる選択肢にないことも多々あります。子どもに障害があっても育てたい、という養親達も多いです。新生児で健康な子どもを望むことが多いと言われる日本とは少し違いますね。
HIVを持つ子どもを積極的に縁組したお家もあります。
LGBTQ+の養親による養子縁組
同性結婚が合法となっているアメリカでは、同じ性別の両親により養子縁組される子ども達も多くいます。学校側の受け入れ態勢もかなり整っています。幼稚園や学校では家族の写真を教室に飾ることも多いのですが、その中にお父さんが二人、お母さんが二人など、色んなかたちの家族を見ることができます。
また、TVドラマでも、両親がレズビアンで養子縁組された子ども、なども描かれます。生活の中で、すでに色んな家族がいることが普通のこととして見られるのです。同性愛のカップルが片方の卵子もしくは精子を使って血の繋がった子どもを持とうとする場合もあります。本当に多様です。
日本でも、レズビアンカップルが里親認定を受けたとニュースがありました。
社会的に受け入れられているといっても、反対運動する団体や当事者がいるのも事実です。家族のかたちに正解はないのかもしれません。でも、私個人としては、家庭環境で子どもが育つことはとても大切だと考えていますし、本当に子どもを育てたい人のもとで子ども達には育って欲しいと思っています。
シングルでも子どもを養子縁組できる
シングルマザー、シングルファーザーでも子どもを養子縁組することは可能です。女の子を縁組する場合は、養親は女性となります。
実子がいても養子を取ることも
実子がいても、養子縁組をすることもよくあります。理由は様々だと思いますが、二人目以降は養子をとり、その際にもやはり養子の性別や国籍は特に限定しません。また、一人目を養子縁組した後に、実子ができて兄弟が増えることもあります。縁組も一回だけとは言わず、二人目、三人目と養子を増やしていく家族もいます。
増え続ける家族のかたち
生殖医療の発達、法律の整備、インターネットの普及など、より多くの観点から、たくさんの家族を持つことが可能な社会になっています。どのようなかたちでも、養子縁組される子ども、保護が必要とされる子どもたちにとって一番であると考えられる環境を作っていくことが大人達の大切な役割だと思います。将来を担う子ども達が、健やかで、夢をもち、生き生きと自分の人生を生きてくれること。そのために大切な自己肯定感は、幼いうちに育まれる愛着関係から生まれます。大切な子ども時代を、より豊かなものにしていくために、日本でも、たくさんの家族のかたちが受け入れられるといいなと願っています。
子どもをバイリンガルにする【バイリンガル子育て】
こんにちは!
今日は、アメリカに来てから8年間で見て来た様々なお家や学校の様子から、バイリンガルの家庭がどのように2つ以上の言葉をお子さんに伝えているか、バイリンガルのお子さんを持つ家庭が普段どのように言葉と接しているかをお伝えしていきます。私が住んでいるニューヨークは、多国籍な街。移民の子どもも多く、バイリンガルで育った人たちがたくさんいます。二か国語できることはまあ普通、という感じがなくもない街です。
子どもをバイリンガルに育てるには?
両親それぞれが違う言葉を話せば、お子さんが必然的に完全なバイリンガル、マルチリンガルになると言うことではありません。アメリカでは、4歳になるとプリK(キンダーガーデンの一つ前の年)に行き始める為、公用語である英語がどうしても強くなって来ます。それまでどんなにお母さん、もしくはお父さんの母国語だけで生活していても、プリKにいき始めた途端に英語のみで話し始めるのはとてもよくあることです。こちらがどんなに他の言葉で話しかけても、返って来る言葉は英語になるんです。
赤ちゃんはとても耳が良い
お母さんのお腹にいるうちから、赤ちゃんは外の世界の音を聞いています。生まれて来てからしばらくは視力もかなり低い赤ちゃんですが、それでも周りの音はしっかり聞こえています。お母さん、もしくは一番時間をたくさん過ごす保護者の言葉を聞いて、反応を見て、話すことを覚えていきます。
バイリンガルに育てるにも、まずは一つの言葉から
赤ちゃんはとても耳がよく、お母さんの母国語とそれ以外の言葉を聞き分けることができるとも言われています。その為、赤ちゃんがお腹にいる時からお母さんが話している、お母さんの母国語が一番子どもの心に響きます。英語など別の言葉のCDをかけたりしても赤ちゃんには雑音にしか聞こえません。また、お母さんが無理に別の外国語で話しかけるのも赤ちゃんには気持ちの部分が伝わりません。まずは、お母さんの母国語でコミュニケーションを取れるようになって、自分の気持ちが通じるようになってからの方がスムーズです。アメリカで育っている子ども達は英語が現地の言葉になる為、後々どうしても英語が強くなります。そこで、まずは言葉を話し出す2歳頃まで日本語で育て、それから英語と言うパターンでも全く問題ないと思います。両親が日本人でプリKまで全くの日本語で育った子でも、通い始めれば最初は少しのサポートが必要かもしれませんが、英語はすぐにペラペラになります。子どもって本当にすごいです。。!
日本にいる場合はこれと逆で、英語のみの幼稚園に入れておくと、耳が覚えているのでのちのち子どもが英語を取得しやすいと思います。いろんな言葉が分かる、というのは子どもにとっても嬉しいことなので、お子さんの性格にもよりますが3つ目、4つ目の言葉も後から覚えようとしていくかもしれませんね!
また、一説には、バイリンガルとして育った子どもは脳の作りが少し異なり、たくさんの言葉を覚えていくのに抵抗がないとも言われています。色んな言葉を使えてたくさんの人と交流できることは、間違いなく世界を広げてくれます。私自身は完全なバイリンガルではありませんが、英語で生活できている今、そうでなければ感じられなかった世界があるな、と日々思っています^^
両親の国籍と現地語とバイリンガル教育
両親が日本人で海外で子育てしている場合
この場合は、私個人の正直な意見としては、プリKに行くまでは完全な日本語育児で全く問題ないと思っています。保育園に入れる必要がある場合、ベビーシッターに預ける場合も日本語で預けるようにすると、子どもの日本語の発達には間違いなく良いと思います。月齢によって理解できる概念も変わってきますので、プリKに入る4歳までにたくさんの言葉を日本語で覚えておくと、後で英語が強くなってきても日本語の勉強は継続しやすいと思います。学校にいき出すと、どうしてもお友達や先生が話している言葉を話すようになってきますし、話せることが楽しくなってきます。4歳頃までにひらがななども含め日本語をやっていると、後から「分からないし普段使わない文字や言葉」を覚える、という、お子さんの性格によっては負担になるストレスを避けられると思います。
片方の親が日本語、片方が外国語が母国語の場合
現地語が英語のアメリカで、片方の親が外国語、片方の親が英語が母国語の場合、外国語を先に覚えさせた方が、のちのちどちらの言葉もしっかり話せたり、読み書きできるようになっている気がします。特にお母さん(より長い時間を赤ちゃんと過ごす人)が外国語の場合は、お母さんの母国語が先に子どもの中に浸透していくので、英語は後からで全く問題ない、という感じです。もう片方の親が話す英語も耳で覚えているので、お父さんとのコミュニケーションも特に問題なく育ちます。お母さんの母国語が英語の場合で日本語も覚えさせたい場合は、普段からお父さんが日本語で話しかけておくといいと思います。また出来れば早いうちから日本語の保育園などに入れて、日本語だけの環境に入れておくと、言葉を覚えてきてコミュニケーションができるようになってきます。
両親が違う母国語を持つ場合
両親がそれぞれ違う母国語を持つ場合、お母さん(もしくは一番長い時間を過ごしているケアギバー)の母国語、もしくは両親が使用している共通語(英語など現地の言葉)で話しかけている家庭が多いです。夫婦同士での家庭内での会話に、赤ちゃんも参加できる為です。ただここは本当に様々で、例えばお母さんが日本人でお父さんがイタリア人ですが、お母さんがイタリア語ペラペラなら、家庭内の会話はイタリア語になります。結果、アメリカで育っている子どもでもイタリア語、日本語が得意で英語はプリKに入ってから、と言うことはあります。両親が話しかける言葉は覚えているので、普段日本語でお母さんと育っていてもお父さんが話すイタリア語は理解している、と言うパターンもあります。
両親が外国語でも日本語教育?!
両親の母国語が英語などの外国語でも、日本語を教えたい!と保育園や学校に入れるご家庭をたくさん見てきました。アメリカに住んでいるスペイン人ご夫婦が日本語を教えたくて日本語保育園に入れる、というお家もありました。日本を好きでいてくださる日本人以外の方が多くて驚きます。すごいことに、子ども達は普通に日本語を話せるようになっていました。この時点で3ヶ国語確定という。。とっても羨ましいです!
子どもと読む絵本
お子さんとのコミュニケーションの一つとして大切なのが、絵本の読み聞かせですよね。私は、読む人の母国語で本を読むことが望ましいと思っています。母国語が子どもに一番気持ちが伝わるのはもちろん、各言語にある独特のリズムはネイティブの人にしか分からないこともあります。また、自分が子ども時代に慣れ親しんだストーリーを読んで聞かせてあげられることも、コミュニケーションとして大切な親子の時間だと思います。
日本語の絵本はすごい
よく思うのが、日本語の絵本は本当にすごいです。0歳児のうちから「ごあいさつ」や「ありがとう」などの習慣を人形付きの絵本で教えたり、「歯磨き」や「おトイレ」など、生活に関することを絵本で教えて行くので、子ども達も自然と興味がわき、成長の助けになっているとすごく感じます。しまじろうなんて本当にすごいです。
ちなみに、日本のトイレトレーニングは2歳半頃までに終わっているお家が多いですが、これもすごい・・・と思ってしまいます。アメリカでは、3歳でも全然オムツが付いています。(4歳になる年の、プリKが始まる9月までには取ろう〜くらいの感じですね。)
養子縁組後に関する同意書【要約】
カンファレンスにてシェアして頂いた、養子縁組の際の同意書を一部要約してご紹介します。資料をそのまま掲載することは難しいため、要点だけを同意書の記載順に日本語訳してご紹介します。
・産みの母親、養親、お子さんの名前と生年月日
・子どもの安全の観点から、子どもには両親が養親であること、産みの親が別にいつことを知るべきである。
・産みの母親、養親ともに産みの母親が子どもの成長に関する情報を得ることはたいせつである。
・共感や尊敬に基づく、子どもにとって最善の状態のために価値のある関係性を築くこと。
・産みの親、養親ともに、この同意が親同士で結ばれたものであるとはいえ、それが何よりも子どもにとって最善の状況を作るためであると理解すること。
・下記の内容に同意すること
1) この同意の目的はすべての関係者がどのように縁組後にコミュニケーションを取っていくのかを規定するものである。
2) 写真と手紙について
a. 養親は、写真もしくはEメールにてコンタクトをとる。縁組後の翌月および半年後までは月に一度、それ以降は年に四度Eメールもしくは郵便にて子どもの様子を写真とともに知らせること。子どもの3歳の誕生日以降5歳の誕生日までは年に三度、それ以降18歳の誕生日までは年に二度これを行う。(送り先の住所記載あり)
b. 産みの母親は、子どもに関するいかなる情報も写真も、FacebookやMy Spaceのwebサイトなどを含む、もしくはそれ以上の場所にて共有しないこと。この禁止は産みの親の直近の家族に情報をシェアすることを禁ずる目的ではない。
3) 電話について。産みの母親と養親は、最初の半年は電話にて毎月話すこと。産みの母親が養親の携帯に毎月第三木曜日に電話をすること。番号が変わる際はお互いに伝え合うこと。
4) 面会について。子どもが3歳になるまでは、年に二度訪ねること。最初の面会は●●エリアにて、だいたい*月か*月に執り行われる。二度目はだいたい*月か*月に行う。子どもが3歳になったら、それ以降の面会についてはその時に養親と母親の間で決められるものとする。お互いの訪問時の費用は、それぞれが各自で負担する。
※全員のサイン、日付
ほぼすべての内容を要約しました。
カンファレンス2019 ③【養子縁組後の産みの家族との関係/同意書】
今回は、養子縁組をして実際にお子さんを迎えたご夫婦の講演会の内容をレポートします☻
こちらのご夫婦は、本当に子どもが欲しかったので養子縁組を選択されたそうです。それでも、一番最初は他の人(産みの親側の家族)を自分の家族の枠の中に入れるのが嫌で、また全く関係を持たない事が全員にとってベストだとも思っていたそうです。ですが、実際に養子縁組を経てお子さんを迎えてから今までで、その気持ちはすごく変わったようです。
子どもを持ちたいという気持ちは私たち大人のもので、養子縁組は子どものために行われる事を常に忘れないで、と仰っていました。
コンタクトレベルの違い
まず、アメリカでは、エージェンシーまたは州によって、縁組後のコンタクトレベル(どの程度産みの親との間で連絡を取るか)が全く異なります。信頼出来るエージェンシーを選ぶのはもちろんのこと、弁護士もきちんと雇って同意を結ぶ事が望ましいです。(これは前回紹介した産みの親であるクラウディアさんも言っていました) そして、結ばれた同意をもとに信頼を築き、双方にとって最も適切と思える関係性を作っていく事になります。
このご夫婦は、一人の赤ちゃんを養子縁組する事が決まって、また三週間後に新しい赤ちゃんを紹介されることとなり、同い齢の赤ちゃん二人ともを引き取って育てておられます。
産みの親とのやり取りには、手紙とプリントアウトした写真を使っているそうです。どちらのお子さんの親とも写真をインターネットにあげないことを約束はしたそうですが、念のため全てをデータではなく現物で送っているそう。これはもちろん、思いもよらない形のトラブルや何かしらネガティブな事が起こる可能性を避けるためです。
これらの作業は、オープンアダプションが主流であるアメリカではほとんどの家族が行っていくものですが、子どもが大きくなるにつれて、それがただの義務であったり、"やらなければならない作業の一つ"にならないようにしていくべきだと仰っていました。この作業も、大切な産みの親とのコミュニケーションの一つだからです。
ここからは、このご夫婦と産みの親との間に起きた印象的な出来事を紹介します。
養親と血縁家族エピソード
①お誕生日のプレゼント
ご夫婦のお子さんは同い年でどちらも男の子。上記のようにお誕生日も近い二人です。ある時、4歳のお誕生日にと、片方の産みの親が自分の産んだ子にだけプレゼントを持ってきました。一人は大泣き、一人は微妙な顔で「ありがと」と言っただけ。二人の反応を見て、自分がしてしまった事を理解した産みのお母さんは、その時一緒だったお婆ちゃんも含め、次からどちらにもプレゼントを持ってきてくれるようになったそうです。
②産みのお母さんのお葬式
ご夫婦の二人のお子さんが7歳の時、片方の産みのお母さんが亡くなりました。幸運なことにお葬式に家族で行く事が出来ましたが、親戚皆んなが養子縁組の事実を知っていた訳ではないため、どのように立ち振る舞うかなど考えていたそうです。お子さんにはhalf sister(お父さんだけ違う妹)が居てその子はもちろんお兄ちゃんの隣に座りたいのですが、あの人達は誰?ってことになる訳です。
そこで、産みのお母さんの母親であるお婆ちゃんが良い仕事をしてくれて、家族の一員としてお母さんを送り出す事が出来たのでした。
どちらのお子さんの産みの親側の家族とも、今も良い関係を築けているそうです。
どの程度まで関わっていくか、何がベストと感じられるかは、もちろん家族によって違います。今回こちらのご夫婦が、実際に養子縁組の際に使用した同意書のコピーをシェアしてくださったので、大体の内容を次回記事にまとめます。
45日リミット
☆ニューヨーク州では、子どもが産まれてから養子に出すまでに45日間というリミットがあります。45日というのは比較的短い方で、縁組を望む養親側にとって優しい制度です。この45日が過ぎた後は正式に養親の保護下に子どもが入るため、産みの親が心変わりした場合は裁判を起こす形になります。
ほとんどのケースでは、産まれてからほどなくして赤ちゃんは養親のもとへ迎えられ、そのまま45日が過ぎるのを待つことになります。
養子に迎える子どもの健康状態は?
☆お子さんを迎える時に心配なのがお子さんの健康状態。遺伝的な病気に関しては、産みの母親側の情報は得られる事が多いですが、父親側が子どもの妊娠に関わっていないことも多く、分からないことも多いようです。また、海外から子どもを迎える場合、その子どもがいた環境や施設によってワクチン接種を含む適切な処置が行われていなかったり、データが紛失または信頼出来ないことも多く、全てを少しずつ医師と確認していくことになります。また、ほとんどの新生児養子縁組において、産みの両親は若い事が多く、加齢に伴う病気などは分かっていないこともあります。
長くなりましたが、お読みいただきありがとうございます^^
養子縁組カンファレンス2019②【産みのお母さんから見た養子縁組】
前回に引き続き、養子縁組カンファレンスのレポートです!
産みのお母さんから見た養子縁組
次に私がご紹介したいのは、"Beyond Juno(ジュノの向こう側)" というテーマで講演された、実際に子どもを養子縁組に出されたお母さんです。
Junoという映画は2007年にエレン・ペイジ主演で公開された、予期せぬ妊娠をしたティーンの女の子と、それにまつわるお話です。(主演のエレンは現在も女優として活躍中で、ゲイであることを公表し奥さんとの仲睦まじい様子をSNSでもシェアしています。)
10代で妊娠したお母さん
今回の講演をされたクラウディアさんも、10代で予期せぬ妊娠をし、子どもの父親となる男性にはそれを告げぬまま子どもを養子縁組に出しました。彼女は、昨年もカンファレンスに参加しており、その時は"This Is Us"というアメリカで大人気となったドラマをテーマにパネルディスカッションをされていました。(This Is Usでは、三つ子のうち一人が死産だったカップルが、偶然同じ日に消防署の前に置いていかれた子どもと同じ病院で出会い、その子をそのまま自分の子どもとして迎え入れる、というのがストーリーの大筋です。迎え入れた両親は白人、迎え入れられた子どもは黒人というアメリカらしい設定でした。ゴールデングローブ賞など数々の賞を受賞、ノミネートされ、日本ではNHKで放送されました。実際はそんなに簡単に縁組はできないけどね、というのがパネルディスカッションでの話でしたが)
THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから(シーズン1) (SEASONSコンパクト・ボックス) [DVD]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2018/12/05
- メディア: DVD
クラウディアさんは、10代で右も左も分からないまま養子縁組という選択をした時、これを知りたかった、こういう事実を大人たちに教えて欲しかった、また今はどういう関係をお子さんと築いているのか、など色々なお話をしてくださいました。以下にまとめたのでぜひ読んでみてください!
子どもを養子に出した母親として思うこと
世界には誰一人として、自分の子どもを手放したいという親はいないこと。
これまでの自分の人生を愛しているし大切だと思っているけど、もしもう一度やり直せるなら、養子縁組の斡旋団体には電話しないと思う。
教えられることと、実際起きていることに違いがあるかもしれない。
例えば、子どもを養子に出した親の約95%が鬱状態を経験すること。養子に出された子どもたちが、それ以外の子ども達より4倍近い自殺率を持つこと。”養子に出すことが子どもの為にベストだ”としか言われなかった。子どもを養子に出すことによって起こりうることをなるべく沢山知っておきたかった。今の養子縁組の現場を見ると、子どもでなく、マーケティングが第一なんじゃない?と思ってしまうこともあるそう。
産みの親も、産んだ子どもとの繋がりが断たれるのが怖いことがある。
アメリカでは80年代以降オープンアダプションが主流です。人種や国をまたいで縁組する人が多いのはこの流れの為ですね。ただ、どれほどオープンにするかは養親との相談で選べます。大抵の養親はミニマムコンタクトを選ぶようです。会場にいた3組の縁組済み家庭のうち、3組ともミニマムでした。州の法律によっても異なります。
※最初は頑なな養親の態度も、時が経つにつれて徐々に変わっていき、血縁家族と養親家族で良い家族関係を持てることも多いようです。
また、実際にあった話として、第一子を養子に出した母親が子どもに面会に行った際、第二子を妊娠していました。それを知った養親に、「あなたにはもう次の子がいるから、”私たちの”ベイビーにもう用はないでしょう」とものの数分で家から追い出され、ショックを受けた母親がいたそうです。
クラウディアさんは、ミニマムコンタクトの中でただ毎日養親からの手紙を待つことしかできず、ドキドキしながら郵便配達を待つ日々が続いたそうです。子どもが18才になれば養親に自分から連絡を取って、子どもが産みの親に会いたいかどうかを決められる為です。その当時はインターネットも普及していなかった為、手紙で送られてくる写真が唯一の楽しみだったと言っていました。ただgoogleが出てきた後は、やっぱり探しちゃった!と言っていましたが
産みの親と連絡を取ることを、どうか怖がらずいてほしい。
産みの親は、悲しみや、怒りや、沢山の感情を抱えている。でも、それは特に養親に向けられたものではない。だから、いざ産みの親に連絡をした時の反応を怖がらずに、連絡することをためらわないでほしい。
ここまで包み隠さず沢山話してくださったクラウディアさんには敬服です。沢山の養親や養子縁組エージェントが聞いている中で、何でも聞いてくださいとオープンにお話されていました。
エージェントとしてこれから子どもを産む母親にできることとは
エージェントに勤めている方が、「逆に、何を母親たちに伝えてほしいですか?」と質問された場面もありました。エージェントでは、養子縁組すべきと母親を無理に促すこともないし、もうそれこそ何百回とは言わず「本当に本当に養子に出していいの?」と確認するそうです。それに対して、クラウディアさんは、それが大人達にとっての起きてほしいことなのか、子どもに取ってベストなことなのか、見極めるために、なるべく多くの情報、起きる可能性のある良いことも悪いことも全て伝えてほしい、と答えていました。
現在の実子との関係
現在クラウディアさんは、養子に出されたお子さんと、その後に生まれたお子さん達と素敵な関係を築いていらっしゃるそうです。養子に出された最初のお子さんは頻繁にクラウディアさんの所に遊びに来たり、今年のサンクスギビングにも集まるのよ、と言っておられました。アメリカでは、サンクスギビングは近しい家族や友人と過ごす大切なホリデーの一つなので、これは本当に良い関係が築けていることの現れだと思います。最初の3、4年はやはりぎこちないこともありましたが、今ではどの子どもの誕生も起きるべくして起きた、と思えるそうです。
ちなみに、養子に出された第一子の父親となる男性には、19年経ってようやく伝えたと笑い話としてされていました。
久しぶりね、元気だった?ところで、はい、(写真を出す)このあなたにそっくりな青年はあなたの息子よ!という感じだったみたいです。当時、エージェントには、法律的にも倫理的にも父親に子どもの存在を知らせるべきと言われましたが、結局なぜか伝わらないまま、クラウディアさんも勇気が出ず、19年も待つことになったとか。
次回は、子どもを迎え入れた側の養親の方の講演も聞いたので、そちらを記事にします^^皆さま良い1日を!
年に一度の養子縁組カンファレンス 2019①【子どもの問題行動?】
先日、アメリカ・ニューヨークのブルックリンで開催された、年に一度のAPC(Adoptive Parents Committee)のカンファレンスにいってきました!APCは1955年に設立された、北米で最も古い、養子縁組を経験した親たちによる団体です。毎月の集会に加えて、毎年11月には大きなカンファレンスが開かれます。
様々なテーマに沿った講義
朝から夜までぎっしり、1時間ごとに自分の興味のあるテーマについての講演が聞けます!これから養子縁組を考えている親、すでに養子縁組を終えた親、色んなバックグラウンドの人たちが集まります。
アメリカの養子縁組制度
アメリカでは養子縁組、里親制度が日本よりもかなり進んでいます。一説には、日本で里親のもとで暮らす子供が約18%なのに対し、アメリカでは約77%と言われています。現在、日本国内に約4万5000人はいると言われている社会的保護が必要な子どもたち。子ども第一と考えたときに、まだまだ親の権利が強い日本ですが、何がベストなのかを模索していけたら、アメリカの良いところを日本に紹介できたら、という思いでこちらで勉強を始めました。
カンファレンス内容
さてさて、このカンファレンスですが、テーマは多岐に渡ります。国内での新生児養子縁組、里親制度を利用したもの、そして国際養子縁組。また、さらに細かく、LGBTQ+の子どもたちを迎えた場合、産みの親で子どもを養子に出した方の講演、子どもを迎えた後の様々な問題など本当にたくさんのテーマの中から講義を選びます。全て聞けたら良いのに、、、!!
講義1:問題行動を起こす子どもたち
今回私が一番興味深かった講義が、エレイン医師による”Is it just ADHD? Understanding your adopted child's behavior"(それは単にADHD?養子縁組後の子どもの行動について)というものです。専門家にとっても、子どもたちの行動からADHDやPTSDなどの診断を下すことはとても難しいことだそうです。特に養子縁組を経験した子どもたちは、月齢に関わらず、その行動の裏に様々な原因が考えられるのです。
Caring for Your Adopted Child: An Essential Guide for Parents (English Edition)
- 作者:MD, MPH, FAAP, Elaine E. Schulte,Robin Michaelson
- 出版社/メーカー: American Academy of Pediatrics
- 発売日: 2018/09/25
- メディア: Kindle版
子どもの問題行動には必ず理由がある
エレイン医師によると、子どもたちの問題と思える行動にはいつも理由があります。
幼少期に育むべき「愛着」関係において、通常は生きる上で必要なこと(お腹が空く、痛み、見て欲しいという欲求)が子どもから発せられ、それを表現した時に大人が反応し、そして子どもが満足する、これを繰り返して行くことになります。欲求が何らかの形で叶えられなかった場合に、大人にとって「問題」と思われる行動が起きていきます。
また、極端な話、子どもたちが自分の感情や行動をコントロールできなくなった時に、唯一コントロールできるのが食事や排出です。ここに何か通常とは違うサインが現れることもあります。そして、問題行動を見せている子どもたちは、その行動によって、大人たちに何かが違う、おかしいと教えてくれているのです。
さらに、一見「問題」に見えないような行為(例えば幼児が全く人見知りせず初対面の人にも躊躇なく近くなど)でも、本当は何かしらが隠れていることがあります。(この場合だと、多くの幼児は親から離れるのに躊躇し、新しい環境に慣れるのに少し時間を要するはず)
専門家でも難しい正確な診断
先にも述べたとおり、もう診断名をつけようと思えば本当にたくさんの名前があるんですね。ADD、ADHD、自閉症、PTSDなどなど細かく分けたら本当にたくさんあるようです。もともと遺伝子的なものなのか、後から何かしら子どもに起きたことが原因なのか。家での行動、学校や幼稚園での行動はどうか。これらを全て総合的に見て、何がその子にとって必要なのかを見るのがドクターたちの仕事だそうです。やはり専門家の意見を仰ぐことは、その子の成長にとってとても大切です。
試し行動は誰しもが通る道
養子縁組を受けた子どもが、特にすでに物心がついている場合、「試し行動」と呼ばれる大人たちにとっては「問題行動」に見える行動を起こすことはよくあります。そうやって、養親となった大人たちがどこまで自分を受け入れてくれるのかを試しているんです。なんどもなんどもお皿をひっくり返したり、癇癪を起こしたり。何があってもいなくならないこと、変わらず愛してくれることを確かめようとしているんです。
子どもの発達において、特に幼少期に、常に自分を受け止めてくれる誰かがいることは、愛着を育む上でとても大切なことです。だからこそ、少しでも多くの子どもたちが「家庭環境」の中で育つことが大事なのです。
10数年ですがたくさんの子どもたち、ご家庭を見てきて、本当に家庭環境が大切だなと私は思っています。そして、私が勉強しているこの間にも、子どもたちは大きくなってしまうし、大切な子ども時代が家庭環境を知らないまま過ぎて行くかもしれないことは、心苦しく感じる時もあります。(もちろん、家庭環境以外の場所で育ったからどうという話では決してありません!!!)
今少しでもできることをしていきたいです。カンファレンスの様子レポは次回以降にも続きます^^