コロナによる渡航制限と国際養子縁組への影響
前回のアップが7月だったことに驚愕しています。
皆さんお元気でしょうか?未だ新型コロナウイルスの余波に苦しむ世界ですが、季節はすっかり秋になり、肌寒い日々となりました。
いまだに混乱が続くニューヨーク
ニューヨークでは、レストラン店内での飲食が一部可能になったり、少しずつ、なんとか経済活動の再開へと動いています。
しかし、多くの小規模レストランは閉店してしまい、エンターテイメントも来年春まで中止が決定しています。不動産の契約率は6割減とも言われており、州外へ引っ越した人もかなりいる様子です。今遊びに来ても何にもやることないですね!!
ニューヨークの一部の地区では陽性率が4%を超え、宗教の要素も絡まって、行政と民間、市民それぞれの足並みは正直全く揃っていないという感じです。4%を超える地域は「レッドゾーン」として区切られ、学校は再び閉鎖、レストランも店内飲食はできなくなってしまいました。
※詳しく知りたい方は、orthodox jew(オーソドックス・ジューイッシュ)とかで検索するとニュースが出ると思います。
ユダヤ教の中でもかなりルールが厳格で、自分たちのコミュニティーの内部だけで生活している方達です。学校での教育などもオリジナル(アメリカには、国で定めた日本の指導要領のようなものがないそうなので)Netflixでもドラマやドキュメンタリー作品がいくつかあるので、興味のある方は見てみると面白いかもしれません。
週明け月曜日に予定されていた、彼らの10,000人規模の結婚式は行政から正式に中止命令が出ました。激しいデモで負傷者も出て荒れております。
(↓ネットフリックスのシリーズの中でも個人的に面白かったもの)
せっかく、NYは全体で陽性率1%以下をずっとキープしていたのに、どうなることやら、、
コロナによる渡航制限と国際養子縁組
今回は、アイダホニュースで見つけた記事の内容を要約してご紹介します。
アメリカは、州ごとに養子縁組に関する法律が全く異なります。それに加えて、ロックダウン中の裁判所の開廷具合も全く異なっていましたが、総じて縁組に関する手続きは遅れていました。
最終的な縁組成立の認定のみ、オンラインで行う州もありました。
国際養子縁組となると、そこに移民局の審査も入ってくるのでさらにプロセスが増えて行くことになります。
渡航制限が出る中大幅に収入の減った移民局は、人員削減などでさらに手続きが遅くなり、大使館の面接も一時ストップなど、大混乱でした。
記事には、ある縁組団体の方のコメントが載っていたのでそちらを要約します。
ほとんどの国が海外への国境を閉ざす
アイダホ州を拠点とするニュービギニング・アダプション・エージェンシーの担当者によると、
「渡航制限により、多くの国が海外からの旅行者の受け入れを拒否、制限してきました。
そのため、子供たちを迎えに行くことができず、手続きが進まない状況が続いていました。
ブルガリア、ハイチからは子どもを迎えることができましたが、中国からの養子縁組家庭は、何ヶ月か待っていますが、この先の具体的なことは何も決まっていない状態です。」
「養子を迎える予定の家族たちは、考えうる様々な対策を取ろうと努力しています。バーチャルプラットフォームを使うことで、お互いを紹介し合い交流を始めることもしています。」
「もし養子を迎えることを考えているなら、このパンデミックをできないタイミングと考えるのではなく、ぜひ行動を起こしてください。本当にたくさんの子どもたちが待っています。」
ということです。
経済活動が止まっても、子どもたちは大きくなっていく
「こうしている間にも、子どもたちはどんどん大きくなっていく」
これは、私が常々思っていることで、たまにこの気持ちが強くなって焦ってしまうこともあります。
コロナで経済活動が止まっても、国境が閉ざされても、家族や家庭環境が必要な子どもたちは毎日どんどん成長していってしまうんですよね。
小さいお子さんに関わったことのある方ならわかると思いますが、12ヶ月と18ヶ月、24ヶ月でもできることが全然違うんですよね。ティーンの子でも、13歳と15歳は全然違う。
なので、日々少しづつでも、知識を増やしたり、他の人の世界を見にいったり、共感したり、疑問に思ったりしてそれを発信することで、何かが徐々に動いていったらいいなと思います。
いきなり大ジャンプはできないんですよね。
大学院も、まだ修了まで時間はあるし、なんなら博士号とかも考え出したらもう早く社会に出ないと全然また状況が変わっちゃう!!!って思いますが、そこは、今できることからやって行きます。
正直、かなり専門的に学べる大学院はとっっっっっっっっっっても楽しいです!!笑
半年以上引きこもってみて思うこと
3月にニューヨークがロックダウンとなってから、半年間ほぼ外に出ず、自宅にて自粛生活をして来ました。
友人と初めて顔を合わせたのはロックダウンから4ヶ月後、最近になりようやく食事などの予定で外に出るようになりましたが、スーパーでの買い物以外はほぼ自宅でした。
歯医者さんなど、電子機器を使う施術は制限されていたので通院もできず。
私個人としては、このコロナ禍で社会がオンラインに慣れてきたことで、
セミナーやウェブ講義など、これまでなら聞くことのできなかった講座を受けれるようになったのはよかった思っています。
また、引きこもった期間にひたすら準備して大学院に合格したので、集中できたのも結果よかったかなと思っています。
来月は、また年に一度のビッグ・カンファレンスがあります。
(養親が中心となり立ち上げられた、東海岸最大の養子関連のコミュニティーのカンファレンスです。下記は去年の参加後の記事)
alwayschooselove.hatenablog.com
今回は全てオンラインでの講義となるようなので、録画ももらえるようですし楽しみにしています。