アメリカの子育て/養子縁組情報

アメリカで養子縁組について勉強中。学んだことをシェアしていきます。また、日米合わせて10年以上教育業界に関わってきた経験を元に、海外での子育て事情や子育て番組の情報をシェアしていきます。

"こうでなければ"がどんどん減ってく話

 

まあ驚きの、1年以上もブログを放置するという、3日ならぬ瞬間坊主ぶりを発揮してしまっていました。よくよく見たら、記事の下書きはいくつかしてありましたが...(という言い訳)

皆さんお元気でしょうか:)

 

2020年秋学期から米国大学院に入学し一年半を経て、今学期からはより具体的な政府系、非営利組織系の経営に関して突っ込んだところを勉強できていて楽しいです。

 

さて、先週末、祝日の週末だったためいつもより課題にも追われず時間に余裕のあった私は、ネットサーフィンという幸せな時間を過ごしていました。そしてふと、衝撃的に上手いダンサーの映像を見つけてしまいました。

もう、音の取り方やシルエットが激好みすぎて「……!!!!!!」となってもうそこからずっとソワソワと、ダンスのことしか考えられなくなって鏡の前でもぞもぞ。

 

そしてもう翌日にはダンススタジオの予約を入れて、黒人の先生のレッスンを受けに行ってました。笑

 

 

結果。

楽しかったーーーーー!!!!!!レッスン開始後の爆音とかリズム取りからもうニヤニヤが止まらなくて、本当に幸せでした。何年も踊っていない身体のダメージは凄まじかったですが。笑 全然思うように動けなくて悔しかったけど、それ以上に踊る楽しさで興奮が止まりませんでした。

 

15歳くらいからダンスを初めて、hiphopを踊るのが大好きでした。10年くらいは続けてたと思います。でもNYに来た後は辞めてしまいました。いろんな理由とか言い訳があったと思う。

だけど久しぶりに踊ってみて楽しくて楽しくて、ハッピーなバイブの先生だったのも大きかったと思うけど、何より「なんで私はこんなに大好きなことを今までやってなかったんだっけ??」となりました。笑

 

私には今夢があって、将来もっと養子縁組について日本で知ってもらって、アメリカと日本の情報の橋渡しをしたり、日本で包括的な非営利組織を作って養子縁組に関わるなるべく多くの人たちへの居場所や情報提供をする場所を作りたい、と思っています。

 

でもこの夢も、NYへ来た当初から持っていた夢ではなくて、いろんなことが重なって出会ったものの中から、自分の心が動かされる、一番情熱を感じられることがそれだった、という感じです。

 

その夢はこれからも追いかけていくとして、でもそれ以上に、これまでの数年間、私は何のために、誰のためにいろいろなことを我慢してきたんだっけ?どうして大好きなことをやってなかったんだっけ?と今回のダンスレッスンを経て強く感じました。なんでも良いんですけどね、洋服爆買いとか友人とダラダラなんでもない話で夜更かしする、とか。要は自分を必要以上に律してきたんじゃないかと。

 

「いつか来る幸せな日のために、今は我慢する。」

何だか、一体いつ来るのかわからないその日のために、退屈な方、自分以外の誰かに納得してもらえる方、認めてもらえる方を選んできてたんじゃないのかな。

 

運よく今日まで生きてこれたし、NYで一人で生きていくのは本当に"サバイバル"で、でも形としてまだ何も残せていないし焦ってる。だけど形を残すのは誰のため?サバイバルしてきた自分、積み上げてきたはずのものを忘れて、「自分でよかった、この道を選んで歩いてきてよかった」って胸張れない、「ああすれば良かった」の後悔たちが湧き上がってくる。

 

自分の弱いところとか苦手なこと、好きになる必要はなくても見つめてみたり受け入れるのって本当に難しいです。

元々白黒はっきりさせたい企業型人間だった自分は、いま物事や自分、他人の余白(グレー的な部分)を受け入れる練習をしてる感じです。日本にいた頃よりはゆるくなったと思うけど、まだまだです。

アメリカでは、血液型より星座で性格を話すことが多いんですが、私はもうまさにtextbook Virgoって感じで、100%正義感と潔癖maxの乙女座でした。笑

 

でも、自分が「こうじゃなきゃいけない」って思ってることなんて、場合によっては誰かに監視されてるわけでもないのになんでそう思っちゃうんでしょうか?笑

 

"常識"の幅が広すぎるアメリカでは、相手に同じレベルを期待するなんて労力の無駄だし、そもそも文化的にも時代的にも常識なんてどんどん変わってく事を日々実感すると、ますます「こうじゃなきゃダメ」が疑わしくなってくるという。笑

 

ユヴァル・ハラリ著「サピエンス全史」にも影響されてますが、アメリカ生活と合わせて、だいぶ緩まってきた感じです。

www.kawade.co.jp

 

要は何が言いたいかというと、日本人だと特に感じていそうな日々のプレッシャー/社会的概念って、崩れても良いし、変わって欲しいところもあるな、ということです。

養子縁組を知ってほしい理由はそこにもあって、「育児はこうでなくてはいけない」「家族はこうあるべき」「理想の家族ってこう」「普通の家族なら〇〇なはず」そういうものがゆるまっていったら良いなと思っています。特に家族の扱いや倫理の部分は、学校のカリキュラムやメディアの描き方も変わってってほしい。

 

いろんな家族の形があるし、子供がいてもいなくても、結婚していてもいなくても、ただ一つの"正解"があるわけじゃない。(子供がいる場合は子供にとってベスト、を目指したいです)

 

自分とは違う他人を受け入れる受け皿とか、許容量とか、そういう物が社会全体としてもっと大きくなっていったら良いな。

 

日々そういう風に思っています。

 

そしてそういう許容量って、各々が普段どれだけ自分を楽しませる、緩める瞬間を過ごしているかとか、楽しい/緩い時間を持つことで生まれる余裕を感じたり、自分や他人を許せるスペースを持っているかによるのかなって思います。そうやって周りを見渡す余裕とか、受け入れる余裕、知らないことを知ってみる勇気とか。

 

自分自身に対しても葛藤があるし大人としてどうなんかなって思う瞬間もありますけどね。

頑固で意地悪なおばあちゃんにだけはならないように、と思いながら生きています。笑

 

しっかりメイク落としてゆっくり寝て、また明日1日を過ごしたいと思います。

NYは夜です。

 

おやすみなさい。

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